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1番信頼できる先輩。
私の10個上で、私が新入社員の頃、メンターとして1年間いろいろお世話してくれた。
メールの書き方、先方とのやり取りで困った時のサポート、英語でかかってきた電話の対応など、、、いろんな面で助けてもらった。
部長からの理不尽な指示からも守って下さった。
ありがたいと思うと同時に
「上の立場の方に対しても物怖じせず堂々としていて、すごいな」と思った。
業務内だけではなく、プライベートでもお世話になった。
会社でミスした時には夜ご飯をご馳走して励まして下さったし、近場でご当地イベントなどがあれば遊びに誘ってもらった。
平日だけではなく、休日も一緒に遊んでもらった。
奢ってもらった金額は相当だ。
へとへと。
2つの大プロジェクトを同時進行で進め、毎日多忙な日々。
先方との折衝や上層部への状況説明、プロジェクトメンバー間の調整など…
特に先方とのやりとりは、約束の日までに資料を出してくれないことが多々あり、それで「何でもっと催促しないの!」と先輩に怒られることもしばしば。ストレス。
それに加え、会社の経営理念(?)的なものが今までなかったので、それを策定するプロジェクトにも、先輩と一緒に、事務局兼メンバーとして参加。
メンバーで話し合って出た意見を上層部へ報告し、上層部から意見をもらったものをまた持ち帰ってメンバーでまた話し合うの繰り返し。
てか何で今まで無かったんだ…
何で私たちが策定してるんや…
上層部は何してるんや…
また、この頃先輩は昇進し、課長クラスに。
今のプロジェクトだけでは無く、部下のマネジメントや、課の予算管理まで任されるようになり、さまざまな会議への出席も増えました。
次第に、全幅の信頼を寄せていた、1番心の距離の近い先輩が変わっていきました。
仕事する意味
新たに、数年がかりの長期の2大プロジェクトを進めることになった矢先。
前回のプロジェクトで立ち上げたものがうまく売り上げを立てられていないということもあり、同僚から
「今あなたがやってるプロジェクト、やめた方がいいんじゃない?前回のプロジェクトの立て直しで手一杯だよ。てか2つもこれから立ち上げるなんて、会社の体力持たないでしょ〜」
「あまり私を巻き込まないでね…」
「陰ながら応援してる〜」
的なことを言われ、
会社の大プロジェクトなんだから、もっとみんな積極的に協力してほしい
という怒りの気持ちと
私が頑張ってこのプロジェクトを進めたら困る人がいるんだ…私が仕事する意味って何だろう…
という、何だか虚しい気持ちになることが多くなった。
私から企画を提案して短スパンで成果を出すという、そもそも私の描いていた仕事のプランとかけ離れていることと、
もともと、周りの人を助けたいという気持ちが強い方(だと思う)のも相まって、
この頃から、仕事への意欲は次第になくなっていった気がする。
立て続けに始めすぎなんよ、よく考えたら。
会社の一大プロジェクトが終わってひと段落ついたと思ったら、今度は会社の一大プロジェクト×2が発足した。私は先輩と一緒に、そのプロジェクトのリーダーポジションになった。
(先輩がメインリーダー、私はサブリーダー)
私の部署は人が少ない上に、プロジェクトに関わる取引先と数回やり取りしたことがあるというだけで選ばれた(のだと思う)。
新卒2年目でリーダーって、、不安だらけだ。
でも信頼できる先輩と一緒だし!
一大プロジェクトのリーダーなんかそうそう誰でもやらせてもらえるわけじゃない。名誉なことだ。
せっかくの機会だし、頑張ろう!!
最初はそう思っていた。でもそこからが地獄の始まりだった。
きっかけ
入社から1年半が経つ頃、突然人事から「新人発表会をやります」との連絡が。
入社してから今に至るまでの仕事の成果、頑張ったこと、自分のアピールポイント、今後の目標などを発表しなさいとのこと。
正直、成果と言えるものは何も出せてなくて、日々の大半は雑務をこなすのに精一杯だった私は、何を発表すればいいのやら。
あれ、自分何もできてなくない?会社の役に立ってなくない?自分のアピールポイント?一個も無くない???何の目標も無くない???
新人発表会のパワポのスライド数枚作るだけなのに、メンタルがガリガリ削られる。
辛い。悲しい。私なんていてもいなくても一緒。むしろいない方が良かったんじゃないかな。なんか泣けてきた。
あれ、全然資料作れないや…
この頃から「自己肯定感の低さ」をはっきりと感じるようになりました。
最初は順調だったはずなんですけどね
大学を卒業し、憧れの第一志望の会社、第一志望の部署(企画)で働けることになり、最初の頃はウキウキワクワクしながら通勤してました。
あんなことやこんなこと企画したら楽しそうだな〜とか、思いついたらメモして。
友達と遊びに行く時やテレビを見ている時も、「これ、仕事に活かせそう!」と、
プライベートの時間でも仕事のことを考えるのが楽しかったです。
が、それも束の間。
会社の一大プロジェクトが佳境を迎えつつあるタイミングで入社した私は、すぐさまそのプロジェクトのメンバーに加えられました。
といっても、与えられる仕事は長時間の会議の議事録の記録や膨大な資料の整理など…
大したことはしてませんが、地味に大変。
「思ってたのと違うけど、最初はこんなもんなのかなぁ」と割り切って働きました。